小児義歯/ アダムスのクラスプ |
アダムスのクラスプの特徴(Characteristics of adams clasp)
・変形を起こしにくい・歯に接する面がわずかで清潔
・孤立歯や萌出と乳歯に使用できる
・クラスプ自体のボリュ-ムがあるため異物感を生じる
oral studio より引用した。
http://www.oralstudio.net/stepup/jisho/sakuin/E382A2/01471_01.php
使用材料(Materials)
半既製アダムスのクラスプワイヤー、リテーナー用即時重合レジン、小児用人工歯、サンドブラスト、金づち、メタルリンク製作方法(Method of fabrication)
- 床外形線(青鉛筆)、クラスプ線(赤鉛筆)の設計を行う。
- アダムスのクラスプを屈曲し、歯冠乳頭部に適合させる。また、対合歯と噛まないように歯面に適合させる。
- クラスプ脚部は、 レジンの維持部を設定する(上図参照)。
- クラスプ脚部を圧延して、薄くする。
- クラスプ脚部をアルミナサンドブラスト処理する。
- クラスプを超音波洗浄する。
- クラスプ脚部にメタルリンクを塗布する(接着処理)。
- クラスプを作業用模型に固定する。(アーム部をワックスやレジンで仮止めする)
- リテーナー用即時重合レジンを練和し、模型に圧接する。
- 40度設定の湿式加圧重合機を使用して5分間加熱加圧重合を行う。
- レジン部の厚みを1.5mm程度に調整する。
- 乳歯の人工歯を取り付ける。
- レジンの形態修正、研磨を行い、超音波洗浄する。
- 適合状態を確認して、完成。
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