硬質レジン前装ブリッジ |
硬質レジン前装ブリッジ 舌側面観 |
硬質レジン前装ブリッジ 咬合面観 |
硬質レジン前装ブリッジ |
使用材料(Materials)
擬似歯肉用シリコーン、インレーワックス、ワックス分離材、リテンションビーズ、接着剤、スプルーワックス、ステンレスリング、キャスティングライナー、石膏系埋没材、金銀パラジウム合金、サンドブラスト、ファーネス、鋳造機、、形態修正用バー、形態修正用レジンディスク、研磨器具、メタルプライマー、硬質レジン(オペーク色、デンティン色、エナメル色)、レジン築盛用スパチュラ、光重合機、スチームクリーナー製作方法(Method of fabrication)
- 擬似歯肉付き作業模型を製作する。
- 咬合器装着する。
- 支台歯に分離材を塗布し、歯冠形態を回復する。
- シリコンパテで歯冠外形のコアを作製する。
- フィニッシュライン(金属部とレジン部の境目)を設定する。歯科医師と相談して、隣接面と切縁部を、メタルにするか樹脂にするかを決定する。唇側マー ジン部も、高さ方向に、幅0.3mm程メタルにすることが望ましい。(歯肉縁下マージンでは、歯肉とレジンを接触させない方がよい)
- フィニッシュライン内側に、接着剤を塗布する。
- リテンションビーズをふりかける。(接着剤に埋もれないように注意する。)
- 接着剤が乾いたら、スプルーワックスを焼つける。
- 石膏系埋没材で埋没する。
- リングを加熱して、金銀パラジウム合金を鋳造する。
- 割り出して、スプルーカットを行い、 フレームを茶色のシリコンポイントの粗さまで研磨する。フレームのレジンとの接触面は、アルミナサンドブラストで表面を荒らす。(機械的接合の向上を目的とする)
- フレームを超音波洗浄する。(切削くずと油分を取り除く)
- フレームの、レジンとの接触面に金属プライマーを塗布する。
- ペースト状のオペークレジンを、アンダーカット部までしっかり満たし、金属色が隠れるようにに盛ったあと、光重合機で重合する。(重合時間はメーカー指定)
- 必要に応じて、サービカルオペーク、インサイザルオペークを使用して、色調に変化をもたせる。
- ボディレジンを築盛する。(シリコンコアで形態を確認しながら作業する。また、エナメル部のレジンを盛る間隙を確認する)
- エナメルレジンを築盛する。
- 最終重合を行い、バーで形態修正を行う。
- 鏡面研磨を行い、完成。
理想的な形態のワックスアップ 唇側面観 |
理想的な形態のワックスアップ 舌側面観 |
前装冠メタルフレームレジンの厚みが確保できない部位は突起を削除する |
オペークレジン築盛・光硬化後 |
形態回復の最中 |
厚みの小さいディスクを使用して歯の独立感を再現し、鏡面研磨を行い完成 |
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