メタルインレー |
使用材料(Materials)
インレーワックス、ワックス分離材、ワックス形成器、スプルーワックス、石膏系埋没材、リング、キャスティングライナー、真空練和機、水、ファーネス、鋳造機、金銀パラジウム合金、研磨器具
製作方法(Method of fabrication)
1.作業模型を製作する(分割タイプ)
2.マージントリミングをする(拡大鏡使用)
3.ワックス分離材を塗布する(隣在歯、支台歯および対合歯)
4.ワックスアップする(歯列に調和させる)
5. マージン調整を行う(拡大鏡使用)
6.スプルー植立、埋没、鋳造を行う(ロストワックス鋳造法)
7.鋳造体割り出し、洗浄を行う
8.鋳造体内面の突起の除去を行う
9.コンタクト調整、鏡面研磨を行う
考察(Discussion)
1.支台歯模型の調整について
10~20倍の拡大鏡で支台歯を観察すると、インレーの支台歯には、アンダーカットが存在する場合がある。 このアンダーカットは、モデルリペアーあるいはブロックアウト用ワックスを使用して埋める必要がある。仮に、アンダーカットを埋めないでワックスアップを 行うと、ワックス原型がアンダーカットに引っかかり、着脱ができなくなる。着脱できたとしても、原型の外力による変形が起こる可能性が高くなる。アンダーカットをモデルリペアーで埋める方法は下記のとおりである。
1.拡大鏡を使用しながら、リーマーにモデルリペアーをつけながらアンダーカット部にモデルリペアーをつけていく(モデルリペアーの量は最小限にとどめる)。
2.モデルリペアー用硬化スプレーで、モデルリペアーを硬化させる。
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