使用材料(Materials)
硬石膏、普通石膏、平均値咬合器、即時重合レジン、パラフィンワックス、MMA(メチルメタクリレート;液)、PMMA(ポリメチルメタクリレート;粉)、埋没用石膏、石膏分離材、レジン分離材、FRPフラスコ、真空練和機、電子レンジ、給湯機、水、咬合紙、カーバイドバー、ペーパーコーン、ビッグシリコンポイント、歯科用エンジン、レーズ、硬毛ブラシ、柔毛ブラシ、バフ、テルキジン。製作方法(Method of fabrication)
1.歯列模型を平均値咬合器に装着する。2.咬合挙上量を歯科医師に相談する。(最後方臼歯咬合面間で1~2ミリ)
3. 最後方臼歯咬合面間で1~2ミリの空隙を作り、その位置で切歯指導釘(インサイザルピン)を即時重合レジンで固定する。
4.歯列模型をサべイングして、着脱方向を決定する。(主に咬合平面と垂直)
5.アンダーカットを、普通石膏でブロックアウトする。
6.咬合面を覆い、頬舌側面に1~2ミリ延長するようなデザインを模型に記入する。
7.外形は設計に従い、高さは、上下噛ませるように、パラフィンワックスでワックスアップする。
8.FRPフラスコと埋没用石膏で、レジンキャスト用のモールドを作製する。
9.MMAとPMMAを混和し、餅状になるタイミングでモールドにPMMAを詰める。
10.モールドにクランプで40Kg荷重で加圧する。
11.モールドをネジで固定し、電子レンジでPMMAを重合する。
13. モールドを冷却後、モールドからPMMA製スタビライゼーションスプリントを割り出す。
14.咬合器再装着を行い、スプリントの高さ調節を行う。(レジンキャスト法は、分割式の型にレジンを詰める方法なので、バリの厚み分、スプリントの高さ方向に誤差が生じる。)
15.外形もバーで整えて、鏡面研磨する。
16.完成。水中保管する。(レジンの乾燥による変形防止)
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