2015年11月18日水曜日

遠心根支台の フルキャスト クラウン(下顎第一大臼歯) Full cast crown of distal root abutment (Mandiblar first molar) 


遠心根支台の全部鋳造冠(下顎第一大臼歯)

 Full cast crown of distal root abutment (Mandiblar first molar)  

使用材料(Materials)

  ワックス分離材、インレーワックス、石膏系埋没材、スプルーワックス、キャスティングライナー、リング、真空練和機、ファーネス、鋳造機、金銀パラジウム合金、研磨器具

製作方法(Method of fabrication)

1. 作業模型を製作する
2.支台歯、粘膜面、隣在歯、対合歯にワックス分離材を塗布する
3.ワックスアップする
4.埋没、鋳造する
5.鋳造体を割り出し、洗浄する
6.内面の突起の除去を行う
7.マージンの研磨、コンタクト調整、咬合調整を行う
8.鏡面研磨をして完成

 考察(Discussion)

 1.クラウンの形態について

  今回、クラウン近心部の厚みは、1.5mmとした。鋳造物の厚みは、1.5mmより大きいと巣が発生するといわれている。そのため、上限の1.5mmとして、鋳造欠陥の発生を防ぎ、強度を得ることとした。
 クラウン近心部の粘膜側は、上図のように、離底型とした。また、汚れがたまりにくいように凸形態とした。

関連リンク (Related Links)

全部鋳造冠
http://tailor-made-dentaltechnology-takada.blogspot.jp/2015/09/full-cast-crown-besetzung-metall-krone.html  






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