2016年4月30日土曜日

固定性- 3本ブリッジ 下顎第二小臼歯- 下顎第一大臼歯近心根欠損- 下顎第一大臼歯遠心根残根 Fixed three unit bridge mandibular second premolar- losted mandibular first molar mesial root- mandibular first molar distal root

3本ブリッジ(咬合面観)

3本ブリッジ(頬側面観)

完全自浄型固定性3本ブリッジ(下顎第二小臼歯部がアンレー形成、下顎第一大臼歯部が遠心根支台)

使用材料(Materials)

 金銀パラジウム合金、インレーワックス、ワックス分離材、石膏系埋没材、鋳造リング、キャスティングライナー、水、電気炉、鋳造機、研磨器具、切削器具

製作方法(Method of fabrication)

  1. アンレー部をワックアップする。
  2. 第一大臼歯部をワックスアップする。
  3. ポンティック部を完全自浄型に形態修正する。
  4.  連結部を凸面にする。
  5. マージン調整する。
  6. パターンレジンで連結する。
  7. ワックスの応力緩和とレジンを重合促進させる。
  8. 直径2.6mmのスプルーを非機能咬頭部に植立する。
  9. 直径3.2mmのスプルーワックスで、湯流れ部を形成する。
  10. 円錐台にワックスパターンを植立する。
  11. 埋没、鋳造する。
  12. 割り出し、スプルーカットを行う。
  13. マージン部の研磨と、内面調整を行う。
  14. 隣接面のコンタクト調整および咬合調整を行う。
  15. 鏡面研磨を行う。
  16. 超音波洗浄して、完成。

  考察(ブリッジの形態について)

 ポンティック部の頬舌径は、狭めず、歯列に調和させる。頬舌径を狭めると、舌の部分的な肥大化が起こるといわれている。
 連結部やポンティック基底面に、凹面を設けてはいけない。また、鋳造修復物表面に鋳造欠陥(巣)があった場合、除去して滑沢にする。
  

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