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3本ブリッジ(咬合面観)
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3本ブリッジ(頬側面観)
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完全自浄型固定性3本ブリッジ(下顎第二小臼歯部がアンレー形成、下顎第一大臼歯部が遠心根支台)
使用材料(Materials)
金銀パラジウム合金、インレーワックス、ワックス分離材、石膏系埋没材、鋳造リング、キャスティングライナー、水、電気炉、鋳造機、研磨器具、切削器具
製作方法(Method of fabrication)
- アンレー部をワックアップする。
- 第一大臼歯部をワックスアップする。
- ポンティック部を完全自浄型に形態修正する。
- 連結部を凸面にする。
- マージン調整する。
- パターンレジンで連結する。
- ワックスの応力緩和とレジンを重合促進させる。
- 直径2.6mmのスプルーを非機能咬頭部に植立する。
- 直径3.2mmのスプルーワックスで、湯流れ部を形成する。
- 円錐台にワックスパターンを植立する。
- 埋没、鋳造する。
- 割り出し、スプルーカットを行う。
- マージン部の研磨と、内面調整を行う。
- 隣接面のコンタクト調整および咬合調整を行う。
- 鏡面研磨を行う。
- 超音波洗浄して、完成。
考察(ブリッジの形態について)
ポンティック部の頬舌径は、狭めず、歯列に調和させる。頬舌径を狭めると、舌の部分的な肥大化が起こるといわれている。
連結部やポンティック基底面に、凹面を設けてはいけない。また、鋳造修復物表面に鋳造欠陥(巣)があった場合、除去して滑沢にする。